ご挨拶

11代店主を拝命いたします、大川智樹と申します。創業は元禄年間末から宝暦と言われており、初代店主が日本橋の畳材料商「松屋」から暖簾を分けられ、桐生新町にて開業したとの記録がございます。

我々が扱う伝統敷物「畳」は、日本そのものであると考えます。2600年を超える悠久の時の流れの中、我が国の風土に適した畳には、先人の知性、感性が詰め込まれており、畳文化が連綿と引き継がれてきたようにまた次の世代へ引き継ぐことが私の責務であります。

戦後、生活様式の西欧化が急激に進み昨今も尚、様々なことが急激に変化する多様な時代の中で、畳の数は劣勢の一途であります。

しかしながら、日本人が日本人であることを感じられる空間、それは和室であり畳であると信じて止みません。

畳文化繁栄の畳熱（情熱）を胸に、お客様の畳を製畳させて頂きますれば幸いです。

【畳技能士】

10代目　大川　昌男

・厚生労働大臣認定　国家一級技能士

・群馬県指定　ふるさと伝統工芸士